えんぶり鑑賞と冬の味覚提供 八工大生の企画案に市長賞

熊谷雄一市長(左から2人目)から市長賞を受けた吉田百斗実さん(左)河村紫乃さん(左から3人目)、高村彩花さん(右)

 2月に八戸市内で開催された「元気な八戸づくり若者シンポジウム」で、八戸工業大感性デザイン学科の3年生3人が提案した、冬の味覚とえんぶりを組み合わせたイベント案が市長賞に選ばれた。3人は「八戸を盛り上げるアイデアが認められてうれしい」と笑顔を見せた。

 受賞したのは、河村紫乃さん(21)、高村彩花さん(21)、吉田百斗実さん(21)。同シンポジウムでは、若者が地域づくりについて多彩な研究・調査結果を発表。3人は「冬の八戸を元気に 美味(おい)しいあったかイベント」と題し、中心街でえんぶり鑑賞とともに、せんべい汁やブイヤベースを提供するイベントを提案した。

 15日、市庁で授与式を開いた。熊谷雄一市長は市長賞を手渡し、「冬の観光が少ない中で、えんぶりと食を結びつけるイベントには新規性があった」と評価した。【全文】

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