三本木高生、医療職への理解深める 十和田市立中央病院で交流会

医療従事者(右)の経験談に耳を傾ける生徒

 十和田市立中央病院で18日、青森県立三本木高の生徒16人と医療従事者の交流会が開かれた。生徒たちは医師らの仕事内容や経験談に耳を傾け、医療職について理解を深めた。

 同校ボランティア部が主催。十和田NPO子どもセンター・ハピたの(中沢洋子代表理事)が行っている、医師と市民の交流会「お医者さんと話そう」を参考に、進路に悩む高校生と医療従事者が話し合える場を設けた。

 薬剤師や診療放射線技師、訪問看護師ら7人が参加。医療従事者側は自身の経歴から仕事内容、待遇面、忘れがたい患者との思い出などを紹介。各テーブルに分かれた生徒たちは、大学進学の話題や医療現場の現状について質問し、深く聞き入った。

 「将来は緩和ケアに関わる看護師になりたい」と志す、2年の舛舘春華さん(17)は、「今後も高校生と医療従事者が交流する場を継続したい」と語った。【全文】

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