6日、アクラで新華社のインタビューに応じる「ガーナニュース」のアガナ編集長。（アクラ＝新華社配信）
【新華社アクラ3月24日】ガーナのニュースポータルサイト「ガーナニュース」のロジャー・アガナ編集長はこのほど、首都アクラで新華社のインタビューに応じ、科学技術イノベーションが中国経済に多くの活力を与えているとし、今後も引き続き中国経済の質の高い成長を促していくとの見通しを示した。
アガナ氏は昨年12月に中国広東省広州市で開かれた第5回世界メディアサミットに出席し、会期中に珠江デルタ地域（広州・深圳・東莞・珠海など9市）の科学技術イノベーション企業を見学した。中国の科学技術イノベーション分野の進歩は驚くべきものであり、見学を通じてイノベーション主導型発展戦略が中国の経済成長の背後にある主な駆動力だということへの確信を深めたと明かした。
中国の新エネルギー車（NEV）産業が勢いよく発展している様子も目にしたとし、「新技術によって短時間で電気自動車（EV）をフル充電できるようになっている。手軽で効率的でもあり、生活の利便性を大きく高めている」と述べた。
長期にわたって中国に注目しているアガナ氏は最近、中国の政府や企業、メディアで話題のキーワードが「新たな質の生産力」（科学技術イノベーションが主導し、質の高い発展を促す生産力）であることに気づいた。中国が新たな質の生産力の発展を加速することは、科学技術イノベーション分野でさらに多くの潜在力を引き出し、飛躍的な進歩を実現し、経済の質の高い発展を促すと指摘した。「中国が新たな質の生産力を発展させることで経済成長の新たな道筋を切り開く経験は、ガーナとアフリカ大陸全体に新たな教えを示してくれる」と述べた。
世界経済の回復が難航し、一部の国・地域で経済が萎縮する中、中国の23年の国内総生産（GDP）が前年比5.2％増加したことについて、中国経済の活力と強靭（きょうじん）性を示し、複雑で入り組んだ環境でも堅調な経済成長を保つ中国の能力も反映していると評価した。
世界経済は回復しつつあり、中国が依然として主要なエンジンだと指摘。中国の巨大な消費市場は他の国々の輸出をけん引し、強大な生産能力は世界市場の需要を常に満たしているとし、中国経済の成長は世界各地に利益をもたらすと語った。
ここ数年は「一帯一路」共同建設構想の枠組みの下で、中国がアフリカ諸国のインフラ建設などの発展を支援し、関連産業とアフリカ大陸全体の発展をけん引しているとの見解を示した。「中国の経済成長がアフリカにさらに多くの資金と技術支援をもたらし、アフリカ経済の活力を高めると確信している」と述べた。
