「お互い本当にプレーしやすい」3月好調の八村塁がその要因を明かす「自分たちの強みを知り、それを活かせている」<DUNKSHOOT>

現地時間3月22日(日本時間23日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは本拠地クリプトドットコム・アリーナでフィラデルフィア・セブンティシクサーズと対戦。101-94で勝利し、今季成績をウエスタン・カンファレンス9位の38勝32敗(勝率54.3%)とした。

この試合、スターターで出場した“日本の至宝”八村塁は、ゲーム最初の7得点を稼ぎ出すなど前半だけで13得点を奪取。後半は失速し最終的なスタッツは14得点(フィールドゴール4/10、3ポイント1/3、フリースロー5/6)、7リバウンド、1アシストだったが、チームの勝利に貢献したと言っていいだろう。

今季の八村は56試合に出場(うち27試合で先発)し、平均25.7分のプレータイムで12.8点、3.8リバウンド、1.1アシスト、フィールドゴール成功率52.8%、3ポイント成功率41.1%を記録。ただ、3月に限れば平均16.8点、フィールドゴール成功率58.9%、3ポイント成功率45.5%とオフェンス面で数字を伸ばしているわけだが、本人はその理由を「(固定メンバーで)一緒にプレーできているから」だと、3月21日のチーム練習後に語った。
「僕たちはお互いが本当にやりやすくなっていて、そう感じているのは僕だけじゃない。みんな、特にスターティングラインナップのレブロン、AD、D-Lo、オースティン、そして僕。お互いがプレーしやすくなっている。自分たちの強みを知っているし、ゲームを通じてその強みを活かしてプレーしている。それが理由だと思う」

2月3日のニューヨーク・ニックス戦以降、八村は20試合連続で先発出場中。その間、大半のゲームでディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスとともにスターティングラインナップを形成しており、この5人が揃った17戦は12勝5敗、勝率にして70.6%と素晴らしい結果を残している。そして八村は、固定されたスターターで長く一緒にプレーすることで、互いを理解し合えていることが自身の好調につながっていると考えているようだ。

シーズン終盤になってようやく“答え”を見つけた感のあるレイカーズ。ウエスト9位の現状から、どこまで浮上していけるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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