大賞に選ばれた「お風呂場の妖怪」、どんな写真? 「ホラーとユーモアが織り混ざっている」と評価 おきでんコンテスト

 第16回おきでん「ひかりの風景」デジタル写真コンテストの表彰式が22日、那覇市のおきでんふれあいホールであり、沖縄県浦添市の永山奈々さん(43)の作品「お風呂場の妖怪」が大賞に選ばれた。

 1393点の応募の中、30作品が入賞した。入賞作品は25~27日、那覇市のタイムスビル1階エントランスに展示される。

 永山さんは、長女の千聖(ちさと)さん(9)と長男の大智さん(7)がお風呂場のドアに顔をくっつけ、自分を驚かせようとする様子を撮影。「怖さの中に面白みがあると思い応募した。家族の一生の思い出となる写真になった」と笑顔を見せた。

 県立芸術大学の仲本賢教授は「ホラー要素と子どものユーモアある遊び心が織り混ざっていて、興味を引きつける」と評価した。

 その他の受賞者は次の通り。(敬称略)

 【優秀賞】金城楓華、銘苅一哲、吉年真里奈、桃原友歌【奨励賞】山田亜由美、上原有希、玉城充、砂川和也、宮森和夫、宮城陽治、中谷照雄、渡邊奈津実、佐々木尚美、仲里碧、村山文音、三橋和桜【特別賞】中尾友紀、安森香穂、玉城伸一郎、新垣昇明、宮城瑠美、城間睦喜、新垣允啓、新垣智秀、前原ケイ子、上江洲心音、下野明夏、與那城鈴音、中山鈴花

(社会部・垣花きらら)

大賞の永山奈々さんの作品「お風呂場の妖怪」(提供)

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