西彼杵高女子バレー部の寮が完成! 「思い出築き、新しい歴史を」 長崎・西海市

完成した寮の前で写真に収まる西彼杵高女子バレー部の部員ら=西海市大瀬戸町

 長崎県西海市大瀬戸町の県立西彼杵高(髙比良裕校長)女子バレーボール部の寮が同町の市営大瀬戸緑ケ丘団地内に完成し、22日、現地で落成式があった。
 部の後援会が、市から分譲地4区画(約1100平方メートル)を無償で借り、補助金を受けて建設。木造平屋(約404平方メートル)、2人部屋12室、食堂、厨房(ちゅうぼう)などを備えている。新年度に6室を増築する計画。
 式には杉澤泰彦市長や井上博明監督らのほか、1、2年生部員14人が出席。住民も駆けつけた中、井上監督は「実績と結果を残し、皆さんに喜んでもらえるような恩返しをしながら、生徒たちも成長できるようになっていければ」とあいさつ。吉田葵主将は「この寮で仲間とたくさんの思い出を築き、新しい歴史をつくっていこうと思う」と意気込んだ。
 寮の名称は「さんがーるZOO(ズー)」。名称を記した紙製の横断幕を部員たちが掲げ、「さん」に込めた思いや、動物園を意味する「ZOO」を付けた理由について紹介した。
 終了後、内覧会があり、部員たちは「広い」「最高」と歓声を上げ、各部屋を回った。使い勝手などを確認し、入寮を心待ちにしている様子だった。同部には新年度、新1年生10人が入部する予定。

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