米国と公平で安定した予測可能な企業協力環境築きたい 中国商務部

米国と公平で安定した予測可能な企業協力環境築きたい 中国商務部

中国商務部。(資料写真、北京=新華社記者/李賀)

 【新華社北京3月24日】中国商務部の王文濤(おう・ぶんとう)部長は22日、米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)と会見した。

 王氏は中米経済貿易協力が両国関係の安定した力であると述べ、中国は米国と共に両国の企業協力に公平で安定した予測可能な環境を築きたいと表明した。

 双方はアップルの中国での発展、中米の経済貿易関係などについて意見交換した。王氏は中国経済が高い強靭(きょうじん)性を備えており、長期的に上向くファンダメンタルズは変わらないとし、中国が巨大市場や整った産業体系、質の高い人的資源、安定し開かれたビジネス環境を持っていると強調。中国は現在、新たな質の生産力(科学技術イノベーションが主導し、質の高い発展を促す生産力)の発展を加速し、人工知能(AI)、クラウドコンピューティングなどハイテク分野で高い将来性を有しており、アップルを含む各国企業にとって大きなチャンスになると述べ、アップルが引き続き中国市場を深耕し、共同発展を実現することに対し歓迎の意を示した。

 クック氏は、中国が豊富な人材資源と強いイノベーションの活力を有し、アップルの重要な市場および基幹サプライチェーンのパートナーになっているとの考えを示し、アップルは引き続き中国での長期的発展に注力し、サプライチェーン、研究開発、販売に対する投資を継続的に増やしていくと話した。

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