2022年4月に閉店した青森県八戸市十三日町の百貨店・三春屋の建物1階にインドア型テーマパークを開業予定の「AEM（アエマ）」（東京、山下敏正社長）は23日、当初の4月26日から延期するオープン日を6月27日とすることを明らかにした。
三春屋南口の広場で音楽などのイベントを開き、発表した。
アエマは開業延期の主な理由として改装に関する資材や人手不足を挙げていた。山下社長は23日の取材に「4月に入れば内装の工事が始まる。新しい建物を造るわけではないので（開業まで）2カ月あれば足りる」と説明。三春屋の土地や建物の所有権に関しては、事業を円滑に進めるため－として、三春屋の運営会社「やまき三春屋」（八戸市）から別会社に移したと述べた。アエマによると、出店に当たり、不動産クラウドファンディングを活用しているという。
三春屋は19年、複合商業施設コンサルタント「やまき」（東京）が他社から譲渡を受け、やまきが設立したやまき三春屋が運営したが、再建を果たせず閉店した。アエマはやまきの関連会社。
