「カンテを彷彿」李忠成がU-23代表MF川﨑楓太に大きな期待「彼はすごく賢い」

元日本代表FWの李忠成氏が3月23日、テレビ東京系列のサッカー専門番組「サタデーナイトJ」に出演。京都サンガF.C.に所属するU-23日本代表MFの川﨑楓太について語った。

番組では、22日に行なわれたU-23日本対U-23マリ(1-3)を特集。4-3-3のアンカーで先発した川﨑にスポットを当てた。

李氏は、2020年から2年間、京都でチームメイトだった川﨑のエピソードを披露。トップチーム昇格1年目でまだ公式戦での出番がなかった川﨑の素質を、当時から評価していたという。

「この選手、ちょっと違うなと。小柄ながらにボール奪取能力があって、推進力がある。世界トップレベルで戦っているフランス代表の(エンゴロ・)カンテ選手を彷彿とさせるようなプレースタイルだった。能力はあった。今この代表にいるのは全然驚きではない」

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川﨑はマリ戦で、得意のボール奪取や狙いすました縦パスなどを見せる一方、失点に絡むボールロストもあった。

試合後に川﨑と電話で話したという李氏は、川﨑が悔しさと手応えを語っていたと明かす。自身の経験から、フィジカルが強いアフリカ勢との対戦体験が今後の糧になるという。

「彼はすごく頭が賢い。アップデート能力がすごく高いので、これからの川﨑楓太に期待が持てる」

パリ五輪出場を目ざす大岩ジャパンで奮闘を続ける22歳に、2008年の北京大会に出場した先輩は注目しているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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