大切なのはマリ戦をどう次に活かすかだ。
U-23日本代表は３月22日、国際親善試合でU-23マリ代表とサンガスタジアム by KYOCERA (京都)で対戦。開始２分に先制も、その後３失点し、１－３で完敗となった。
開始20分ぐらいまでは、連動した守備から、やりたい攻撃ができていた。前線の藤尾翔太と植中朝日の前からのプレスで、相手のビルドアップの綻びを生み、ボールを奪ってショートカウンター。下りてダイレクトで捌く、藤尾のポストプレーも効いていて、何度もチャンスを作った。
しかし、34分に失点してからは、相手のペースに飲み込まれ、逆転を許してしまった。
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試合の翌日、23日にチームはU-23ウクライナ代表戦が行なわれる福岡に移動。その日の練習前にはミーティングが行なわれたという。
「（マリ戦では）僕たちの時間帯も、良い流れでボールを運べている時はしっかり相手のゴール前までいけていましたし、逆に悪い時はボールの取られ方だったり、ポジショニングの距離感が遠いとか。良い時には良いプレーができているし、悪い時には明確な課題があるというミーティングをしました」（藤尾）
良い時間帯も悪い時間帯もあったマリ戦。結果は残念だったが、その両面を確認できたのは有益だったと言っていいだろう。
藤尾は「良い流れでできている時は僕がもらって、次に繋げられた時はチャンスになっていました。ただフォワードの頂点でボールをロストしてしまうと、攻撃の妨げになってしまうので、そういう細かいパス選択や判断をもっと改善していかないといけないと思いました」と自身のプレーを分析。選手それぞれが課題と向き合い、次戦、25日に行なわれるウクライナ戦に繋げたい。
取材・文●手塚集斗（サッカーダイジェストWeb編集部）
