『超無敵クラス』日本唯一のパラグライダー高校生に密着!高校生活最後となるフライト中にアクシデントで涙…

お笑いコンビのかまいたちとタレントの指原莉乃がMCを務める『超無敵クラス』が3月24日に放送。放課後に大人顔負けの活動をしている中高生に密着するコーナー『超無敵!放課後は別の顔』で、パラグライダー高校生・横田開くんの高校生活のラストフライトに密着した。

密着取材に向かったタレント・りさ(国本梨紗)のもとに、2人乗りパラグライダーで空から横田くんがお母さんと一緒に登場。高校生で唯一、パラグライダーで自由に空を飛ぶことができる技能証を持つ横田くん。実は昨年12月に、2人乗りも必要なタンデムパイロット技能証を取得していた。

横田くんは、「1人で飛ぶときよりも責任重大だし、やることもたくさんあって頭の中フル回転。まだ慣れてないので今飛んでいるときもヒヤヒヤしながら大丈夫かな…って」と、お母さんと2人乗りの練習中だと話す。

横田くんが取得しているタンデムパイロット技能証は、同居親族や技能証を持つ人だけを乗せられるもの。一般の人も乗せられる上級タンデムパイロット技能証の取得を目指して、『丹波パラグライダースクール』(兵庫県丹波市)で特訓中なのだ。

上級タンデムパイロット技能賞の取得に向けて特訓しているのは、最後の難関と言われる着地。遠く離れた離陸地点から、野球のダイヤモンドとほぼ同じ半径15m以内に着地しなければならない。その精度をあげるため、半径2mの的への着地を練習。1人なら正確に着地できる横田くんも、小回りが利かず、風の影響を受けやすい2人乗りのパラグライダーでは惜しくも的を外す着地が続く。

タイムリミットが近づくなか、その日の最後となるフライトは、より風を読む時間を確保するために頂上の100mから挑戦。上昇気流に乗ってさらに高度をアップし、コースを読む時間を確保するのだが…ここで緊急事態が発生!「絡まってるな…」とつぶやく横田くん。パラグライダーをコントロールするラインに何かが絡み、操作不能になっていたのだ。このままでは敷地の外に出てしまう。何度ラインを揺らしても絡まりは取れず、操作できる片方のラインだけで的へ向かう。

しかし的からは大きく外れ、危険な不時着に。絡まっていたのは木の皮1枚。飛ぶ前に何度も異常がないか確認をしていたが、パラグライダーの羽を立ち上げるわずかな時間で絡んだようだった。

まさかのアクシデントに見舞われ、膝に手をつき、涙をこらえきれない横田くん。「パラグライダーやっていて泣いたの初めてだよ。ひとりの時は自分ひとりの身だから、失敗しても自分が次がんばればいいって思うけど。前に人を乗せながら飛ぶって、責任感じながら飛ぶから、今までは絶対しなかった失敗をしたから…」と、初歩的なミスが原因の不時着を涙ながらに悔いた。

「まだまだって思いながらやってきたけど、それでもまだまだ。もっともっと」と大きく息を吐き、改めてパラグライダーの難しさを学ぶフライトとなった。

スタジオで見守っていた俳優の本仮屋ユイカは、「グッときちゃいましたね。これまで一生懸命頑張ったんだなっていう…。頑張ってきたからこそ感じられる悔しさとか、こっちもこみ上げてきました。」と、横田くんパラグライダーに向き合う誠実な姿をたたえた。

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写真提供:(C)日テレ

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