竹馬で特産の竹に親しむ 「作るのは難しいけど乗るのは得意」の子も 京都・向日

完成した竹馬に乗って遊ぶ子どもら(向日市向日町・向陽小グラウンド)

 竹馬を通して特産の竹に親しむイベント「親子竹馬教室」がこのほど、京都府向日市向日町の向陽小グラウンドで開かれた。家族連れら約250人が参加し、竹馬を作って昔遊びを楽しんだ。

 市商工会青年部の主催で、市観光協会の協賛。以前は「たけうま全国大会」と同日に開催していたが、昨年からは参加しやすい教室だけを開いている。

 竹馬のキットを受け取った子どもたちは、父母らに手伝ってもらいながら、長さ2メートルの竹の棒に足を乗せる角材をひもで結び留めた。

 完成すると、子どもたちは大人に支えてもらいながら竹馬に乗り、一歩ずつ慎重に足を進めた。寒さにもかかわらず、靴を脱いではだしで乗る子もいた。

 約60センチの高さに角材を取り付けた第2向陽小4年の児童(10)は「作るのは難しかったけれど、竹馬に保育園の時から乗っていて得意です」と笑顔で話した。

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