Apple WatchのマイクロLED搭載プロジェクト中止か。Apple Car (仮)と同時に整理との報道

Image:Apple/YouTube

アップルはスマートウォッチ最上位モデルApple Watch Ultraシリーズに、いずれ次世代ディスプレイ技術「マイクロLED」を採用すると見られていました。

新型 iPad Proはベゼル狭額化、画面つや消しと光沢の2バージョンあり?来週発表の可能性も

これはアップルの事情に詳しい記者のみならず、ディスプレイ関連サプライチェーン専門家など識者らも一致して述べていたことです。

先日、このプロジェクトが一時的に棚上げされたとのアナリスト報告をお伝えしました。

それに続き、アップルがスマートウォッチ用ディスプレイを独自設計・開発する長期プロジェクトを終了させたと著名ジャーナリストが報じています。

アップルの内部情報に精通するBloombergのMark Gurman記者は、同社がマイクロLEDディスプレイを開発する社内の取り組みを中止したと報道。

その決定が、噂の自社ブランドEV「Apple Car」開発中止とほぼ同時期に行われたと述べています

なお、マイクロLED搭載Apple Watch UltraもApple Carの存在も、アップルは公式に一度も認めたこともコメントしたこともなく、どちらも「発表されたこともないプロジェクトを、部外者が中止と報じている」に過ぎません。

今回のマイクロLED開発プロジェクト中止に関する記事の概要は次の通りです。

アップルは自前でマイクロLEDの設計とテスト分の生産はできたものの、大量生産のためには製造パートナーが必要となります。

その1つが、先日名前の挙がっていた照明大手のOsramであり、アップルが契約をキャンセルしたと著名アナリストMing-Chi Kuo氏が報告していました

これと並行して、サムスンが将来のGalaxy WatchにマイクロLEDを搭載するとの噂もありました。韓国の電子業界誌The Elecが報じたほか、サムスン公式に「スマートウォッチなどの小型画面にもマイクロLEDを導入できるよう検討中」と述べていたこともあります。

しかし、サムスンの未発表製品に詳しいリークアカウントRevegnusは「アップルのマイクロLEDプロジェクトが頓挫したことで、サムスンのプロジェクトも不確実になった」とXにポスト。なぜなら、アップルとサムスンのロードマップは非常に似ているため、とのこと。

もっとも、今回の記事では「アップルが将来的に他のプロジェクトでマイクロLEDを使うことを視野に入れている」との関係者の証言を報じています。社内で培った技術が、数年後にiPhoneやiPad、MacBookに活かされるのかもしれません。

マイクロソフト、法人向けSurface Pro 10とSurface Laptop 6発表。初の「Surface AI PC」20万3280円から

Apple Vision Pro、日本での発売準備が本格化?スタッフ募集や日本語対応の手がかり

第9世代iPadが11%オフのタイムセール。第10世代やAir、miniも割引販売中 #てくのじDeals

© TechnoEgde