【高松宮記念】マッドクールがG1初制覇…ゴール前は大激戦

3月24日、中京11Rで行われた第54回高松宮記念(4歳上オープン・G1・芝1200m・1着賞金=1億7000万円)は、坂井瑠星騎乗のマッドクール(牡5・栗東・池添学)が、G1初制覇を決めた。

2着に2番人気のナムラクレア(牝5・栗東・長谷川浩大)、3着に5番人気のビクターザウィナー(せん6・海外・C.シャム)が入った。

馬体を併せてゴール

昨年暮れの香港以来となったマッドクールが見事にG1の初タイトルを手にした。昨年のスプリンターズステークスではタイム差なしの2着に入りあと一歩のところまで来ていた同馬。遂にG1の舞台で花開いた。直線では最内一頭分のギリギリを伸びてくる鞍上のファインプレー。先頭に立ってからは悲願のG1初制覇を目論むナムラクレアが一歩ずつ迫ったが、アタマ差凌いで栄光のゴールへ飛び込んだ。

高松宮記念を勝ったマッドクールは、父Dark Angel、母Mad About You、母の父Indian Ridgeという血統。アイルランド・Moyglare Stud Farm Ltdの生産馬で、馬主は(有)サンデーレーシング。通算成績は12戦6勝。重賞は初勝利。鞍上の坂井瑠星騎手、管理する池添学調教師は共に同レース初勝利。

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