滋賀県高島市の小学校に中国延安市の児童20人が訪問 給食など通じ交流

地元の魅力や学校行事について新実験小の児童(写真右側)に紹介するマキノ南小の児童たち(高島市マキノ町新保)

 滋賀県高島市マキノ町のマキノ南小にこのほど、修学旅行で来日した中国陝西省延安市の新実験小の児童20人が訪れ、給食を味わうなどして交流を深めた。

 最初に双方の子どもたちが学校や地域について披露した。新実験小側は、地元がリンゴやナツメの生産地であり、太鼓や踊りなど民間芸術があることを伝えた。

 マキノ南小側はモニターを使って、海津大崎の桜やメタセコイア並木など地域の魅力を紹介。給食でマーボー豆腐などを一緒に味わい、掃除にも取り組んだ。体育館では、マキノ南小の児童たちが考案したゲームを楽しんだ。

 マキノ南小6年の児童(12)は「皆さんと会えることが楽しみでした」とあいさつし、新実験小6年の児童(12)は「交流できることが非常にうれしい」と語った。

 新実験小の児童たちは、日本文化を深く知る体験学習を実践しようと6泊7日の行程で来日。高島市内では3泊し、新旭町の湧水を活用した水場「川端(かばた)」や酒蔵を見学したほか、マキノ町のマキノ高原でスノーシューを、宿泊先の民宿で餅つきを体験した。

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