「抹茶は少し苦かったけど体験できてよかった」 京都・向日、親子で茶道体験

親子で茶道の作法を体験する参加者たち(向日市鶏冠井町・旧上田家住宅)

 親子で茶道を体験する教室がこのほど、京都府向日市鶏冠井町の長岡宮内裏跡にある旧上田家住宅で開かれた。茶道家の教えを受けて作法を学び、抹茶を味わって和の伝統文化に触れた。

 教室は、一般社団法人「オン プロジェクト」(京都市右京区)が、文化庁の委託を受ける「いま古心豊かに京都伝統文化おやこ教室」の一環で開いた。

 講師は、茶道裏千家師範の守屋實智子さん(64)=亀岡市=が務めた。参加者は茶室への入り方や扇子の置き方、床の間のしつらえなどについて説明を受けた。抹茶が呈されると、茶碗を2回ほど回して口をつけていた。

 向日市の第3向陽小4年(10)と2年(7)きょうだいは、母(36)とともに参加。きょうだいは「畳のへりは踏んではいけないなど和室での作法を分かってよかった」「抹茶が少し苦かったけれど、体験できてうれしかった」と語った。

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