ユーロ前に不安な2失点敗北…フランス代表指揮官「アグレッシブさ、決定力で及ばなかった」

ドイツに敗れたディディエ・デシャン監督[写真:Getty Images]

フランス代表のディディエ・デシャン監督が敗戦に対する想いを語った。フランス『レキップ』が伝えた。

23日、国際親善試合を行ったフランスはドイツ代表とホームで対戦。負傷離脱となったFWアントワーヌ・グリーズマンを欠いた一方、FWキリアン・ムバッペら主力が先発した。

しかし、試合開始後わずか7秒で失点すると、1点ビハインドで迎えた後半の立ち上がりにもゴールを許す。その後も点差を縮められず、0-2で試合終了となり、ドイツ相手に2連敗を喫した。

ユーロ2024本大会前に不安要素が出たフランス。試合後、デシャン監督は敗因を分析している。

「アグレッシブさ、決定力という点で相手のレベルに及ばなかった。ドイツはとても良い試合をした。我々は必要なものを全て出し切ることができなかった。代表レベルの試合は容赦ない」

「精度や戦術について話すことはできるが、ドイツは試合開始から強度の高いプレーを見せた。その後、我々は途切れ途切れに反応した。そのことを思い出すと私は幸せではない。そうでなければうまくいっていただろう」

また、フィジカルコンディションの面でも問題があったようで、チームのエネルギー不足を嘆いた。

「自分たちができるはずのレベルのプレーができなかった。運動量が不足していた。個人的な問題かもしれないが、チームとしての問題でもある。適切なスタートが切れなかった。我々が良くなかった以上に、人材が足りなかった」

26日にはチリ代表との親善試合。立て直しが求められる一戦となるが、デシャン監督は今回の痛い経験を活かしていくつもりだ。

「その後うまくいくために平手打ちを受けなければならないのなら、仕方ない。心配はしていない。試合前、困難があるのはいつだって良いことだと私は言った。かなりの数、多くの困難があった… それは我々の力になるはずだ」

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