ガザ、支援物資待つ19人死亡 軍の攻撃で、休戦交渉は継続

24日、パレスチナ自治区ガザ最南部ラファで、イスラエルの空爆を受け破壊された建物を調べる人たち(AP=共同)

 【エルサレム共同】パレスチナ自治区ガザ北部のガザ市で23日、支援物資を待つ群衆をイスラエル軍が攻撃し19人が死亡、23人が負傷した。ガザ当局が発表した。ガザでは飢餓が広がっており、支援物資の配給に市民が殺到、攻撃を受けるケースが相次ぐ。軍は24日、ガザ市にある地区最大のシファ病院で戦闘を継続中だと発表、これまでにイスラム組織ハマスの戦闘員ら170人を殺害したとしている。

 カタールで続くイスラエルとハマスの間接交渉を巡っては23日、ハマスが人質約40人を解放した場合の見返りに釈放するパレスチナ人の人数について、イスラエルが米国の提示案に合意した。イスラエル紙ハーレツなどが報じた。

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