ブラジルの超新星がその名をとどろかせた。
現地３月23日に“聖地” ウェンブリースタジアムで行なわれたイングランド対ブラジルの国際親善試合は、１－０でブラジルが勝利。決勝点を挙げたのは、これが代表初ゴールとなる17歳の逸材エンドリッキだ。
スコアレスで迎えた80分、敵DFの背後を取ったヴィニシウスのシュートはGKに止められるも、そのこぼれ球に並走していたエンドリッキが素早く反応。難なくゴールに押し込んだ。
母国のパルメイラスでクラブ史上最年少プロデビューを飾り、国際移籍が可能な18歳となる2024年７月にレアル・マドリーへの加入が決まっているエンドリッキが、ビッグマッチで実力を証明した。
英公共放送『BBC』もその活躍を伝える。「ペレからロナウド、ネイマールからヴィニシウス・ジュニアに至るまで、ブラジルは長年にわたり、10代のスーパースターをそれなりに輩出してきたが、今、その期待の新人がいる」と称える。
【動画】ブラジルに新たなスターが！17歳のエンドリッキがイングランド撃破の決勝ゴール！
同メディアによれば、元イングランド代表のジョー・コールは「彼はロマーリオに少し似ていると思う」と、往年のスターになぞらえた。セレソンOBのジウベルト・シウバは「素晴らしいスタートだ。彼にとってこれ以上のことはなかった。我々は彼に会えることを期待していたが、出場して素晴らしいパフォーマンスを見せた」と称賛した。
ブラジル代表では３試合目の出場で、待望の一発が飛び出した。南米サッカー専門家のティム・ヴィッカリーは「ペレがプレーできなかったスタジアムで...イングランド戦で決勝ゴールを奪った。あの子は天才だ」と感嘆した。
ブラジル代表を率いるドリバウ・ジュニオール監督もご満悦だ。「彼がこれまで示してきた姿勢を維持できれば、ブラジルサッカー界、そして世界のサッカー界で非常に重要な存在になるだろう」と大きな期待を寄せた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
