大坂なおみ、元世界ランク3位撃破は「間違いなくベストマッチのひとつ」と自画自賛! 「グランドスラム4勝を彷彿」と欧州メディアも激賞!

現地3月23日、女子テニスツアー「マイアミ・オープン」(3月19日~31日/アメリカ・マイアミ)のシングルス2回戦が行なわれ、世界ランク229位の大坂なおみが第15シードのエリーナ・スビトリーナ(ウクライナ/同17位)に6-2、7-6(5)でストレート勝ち。直近で3大会連続の3回戦進出を決めた。

完全復活に向けて着実な前進を見せている元世界ランキング1位の大坂。この日は、立ち上がりから持ち前のパワフルなショットで元世界3位の相手を押し込み、第1セットを先行すると、第2セットでも勝負所をしっかりと抑えてタイブレークを制した。

ちなみに同大会で大坂が3回戦に駒を進めるのは、準優勝を果たした2022年以来、2年ぶり5度目だ。

この結果を受け、欧州のスポーツ専門局『Eurosport』は速報記事を配信。過去、全米と全豪を2度制している大坂について「今年の初めにツアーに復帰して以来、ナオミ・オオサカは最高の勝利を収めた」と高評価を与えている。

続けて「彼女はリズムを掴みつつある」と試合内容にも触れ、「18年から21年にかけて獲得しているグランドスラム4勝を彷彿とさせるテニスだった」と勝負師としての才能を称えている。
また、米テニス専門メディア『Tennis Now』は「素早い動きと凄まじい攻撃力を武器に、オオサカがマイアミで大きな一歩を踏み出した」と報道。同記事によれば、大坂本人も充実感を示しているようで、試合後には「自身のベストマッチとまではいかなくても、間違いなくそのひとつだった」と内容を振り返っている。

なお勝利した大坂は、3回戦で第23シードのカロリーヌ・ガルシア(フランス/27位)と顔を合わせる。対戦成績は2勝1敗だが、今年すでに両者は2度対戦しており、1月の「全豪オープン」では大坂がストレート負け。2月の「カタール・オープン」では逆にストレートで返り討ちにしている。

はたして2人の対決は、今回どんな熱戦を繰り広げるのだろうか。

構成●THE DIGEST編集部

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