北朝鮮戦の両SBを見て、長友佑都はどう感じたのか。「見たかったな」と指摘した点は?

日本代表は3月21日に行なわれた北中米ワールドカップ・アジア2次予選で、北朝鮮を国立競技場に迎え、1-0で勝利した。開始2分に田中碧が決めた先制点を、守り切っている。

この一戦で、森保一監督は右SBに菅原由勢、左SBに伊藤洋輝を起用した。カタール・ワールドカップ以来の招集となった長友佑都に「両サイドバックを見て、どう感じたか?」と尋ねると、こう答えている。

「もっともっとアグレッシブに、両サイドバックだけじゃなくて、チーム全体としてもっともっと前の意識というか、アグレッシブに前に行く、前進するという姿勢を見せたかったなというか、見たかったな」

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37歳のSBは、「もちろん相手もブロックを引きながらで、難しい、厳しい試合なのはわかってるんですけど、それでも前にボールを入れたときとか、(1トップの上田)綺世にボールが入った時は相手が嫌がってたんで、そういうボールをどんどん使っても、良かったんじゃないかなと思います」と言葉を続けた。

試合中に、菅原や、右ウイングバックとして途中投入される橋岡大樹にアドバイスも送っていたという。

「サイドバックとして見えるところもたくさんあったので、彼らには伝えていました」

ワールドカップ出場4回を誇る名手からの言葉は、後輩たちにプラスになったはずだ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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