クロアチア代表、EURO2024に向けた新ユニフォームを発表!「でかチェック」と「懐かしチェック」が登場

クロアチアサッカー連盟(HNS)とキットサプライヤーのNikeは18日、UEFA欧州選手権(EURO2024)に向けたクロアチア代表の新ユニフォームを発表した。アウェイユニフォーム23日に行われた親善試合でデビューを果たしている。

Croatia 2024 Nike Home

クロアチア代表 2024 Nike ホーム ユニフォーム

2024新ホームユニフォームはクロアチア定番の市松模様(チェック柄)だが、今回はいつもと少々様子が異なる。一マスが大きめのチェック柄で、若干間延びしたような印象を受けるデザインだ。

背面はネームナンバーのスペースを確保したホワイトがメイン。腰部分のみチェック柄をあしらうが、前面とはチェックの比率が異なるパターンも珍しい。

これまでクロアチアのチェック柄は基本的に正方形を使ってきたが、今回は前面、背面のどちらも長方形。過去のユニフォームのデザインを考えると違和感を覚えるが、これにはもちろん理由がある。

こちらは現在使われているクロアチアの国章。クロアチア人グラフィックデザイナーによるこのデザインは、1990年12月に正式採用されている。この国章の市松模様が、実は若干縦長の形なのだ。

今回の市松模様についてHNSやNikeではとくに言及していないが、国章をこれまでより忠実に再現したと言える。

また、選手が着ることによってユニフォームがピッチ上で国旗に見えるようにイメージし、チェック柄を大きくデザインしたという。ただし国旗のメインは3色ストライプなのだが。

パンツとソックスはどちらもホワイトで、クロアチア定番のコンビネーションに。

クロアチアはエジプトで行われているトーナメント方式の親善大会「FIFAシリーズ2024 エジプト大会」に参加中。初戦チュニジア戦では新アウェイユニフォームを着用していた。

次戦となる決勝の相手は赤いユニフォームを着るエジプトだが、クロアチアはアウェイ扱いとなるようなので、3月中に新ホームユニフォームのデビューは訪れないかもしれない。

ホームより先にデビューした新アウェイユニフォームは、なかなか興味深いデザインが登場した。

Croatia 2024 Nike Away

クロアチア代表 2024 Nike アウェイ ユニフォーム

新アウェイユニフォームは、久々に少し明るめのブルーを使ったデザインに。濃淡ブルーのコンビネーションは、EURO2016当時のアウェイユニフォームに近い印象を受ける。

このデザインのコンセプトは「過去の栄光」。チェックを斜めに配したこのスタイルは、多くのクロアチア人にとって忘れることの出来ない“クラシックなユニフォーム”を現代風にアップデートしたものだという。

そのクラシックな一着とは、1998年のフランスワールドカップで代表チームが着たホームユニフォームである。

旧ユーゴスラビアからの独立後、クロアチアとして初めて出場したW杯が1998年のフランス大会。グループステージで日本とも対戦したことを覚えている人も多いだろう。

大躍進したクロアチアはW杯初出場ながら最終的に3位となり、世界中のサッカーファンから大きな注目を浴びる。その当時のユニフォームデザインが、アウェイで復活と遂げた。

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この新アウェイユニフォームは、前述の親善大会「FIFAシリーズ2024 エジプト大会」の初戦となったチュニジア戦でデビュー。トーナメント方式のため延長・PK戦までもつれた試合は、0-0(PK5-4)でクロアチアが決勝に勝ち進んだ。

このアウェイは、実際の試合だと「より格好良く見える」タイプのユニフォームかもしれない。

欧州選手権は6大会連続7回目の出場となるクロアチア。ドイツを舞台に行われるEURO2024ではグループBに所属し、スペイン、イタリア、アルバニアと対戦する。

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