【DeNA】先発候補のケイ、森唯が2軍で好投 入来コーチ「収穫ばかり。反省点は特になかった」

ファームでの西武戦に先発し、6回1失点と好投した横浜DeNAのケイ=横須賀スタジアム

 雨の横須賀でアピール合戦だ。横浜DeNAで先発枠を狙うアンソニー・ケイ(28)、森唯斗(32)の両投手が24日、イースタン・リーグの西武戦にそれぞれ登板した。入来祐作2軍チーフ投手コーチは「2人とも非常に良かった。反省点は特になかった」と高く評価した。

 先発したのは新外国人のケイ。150キロ前後の直球やカットボールを織り交ぜて6回3安打1失点8奪三振。二回1死一塁ではけん制で一走を刺すなどフィールディングでも魅せた。来日したばかりの妻・アリッサさんがスタンドで見守る前で実力を示した。

 17日の広島とのオープン戦(マツダ)でも5回2安打無失点。2試合連続での好投に、左腕は「さまざまな球種を(ストライク)ゾーンに投げ込むことができた」と自信を口にした。

 七回からは森唯が2番手でマウンドへ。先発予定だった23日の西武戦が雨で流れたことによるスライド登板だった。降雨によりマウンド整備で一時中断もあった中、制球を乱すことなく3イニングを投げ切った。九回に渡部に2ランを浴びたが、「やりたいことができた。けがなく終えたことが一番かなと思う」と収穫を口にした。

 先発調整を進める2投手の好投に、入来コーチは「そこ(先発ローテ)は上との兼ね合いがある」と前置きしたものの、「収穫点ばかりだった」。ケイに対しては「いいところしかなかった。球の走りが良く安定していた」と絶賛した。

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