連続11勝大の里、新三役へ 「また上を目指して」

千秋楽で4敗目を喫し、土俵下でうつむく大の里(右)=エディオンアリーナ大阪

 大の里は豊昇龍の捨て身の下手投げに屈し、2場所連続の11勝で終えた。まげも結えない23歳の新鋭は「ざんばら髪で優勝したかった」と吐露。それでも、入幕3場所目となる来場所は新三役が決定的で「アピールはできた。また上を目指してやっていく」と表情を引き締めた。

 出番の前に尊富士の優勝が決まり「肩の力が抜けた」と率直に語る。10日目は直接対決に敗れ、ライバルの独走を許す形になった。「先場所と違った気持ち。うれしさより、悔しさが勝っている」と唇をかんだ。

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