「守備の意識が変わった」橋岡大樹はプレミア移籍から2か月で何を学んだのか。「世界最高峰のレベルなので...」

日本代表は3月21日に行なわれた北中米ワールドカップのアジア2次予選で、北朝鮮と国立競技場で対戦。開始2分に田中碧が決めた先制点を守り切り、1-0で勝利を収めた。

この試合で74分から菅原由勢に代わって投入され、右のウイングバックに入った橋岡大樹は翌日、「(試合に)出て少しでも爪痕を残したいと考えてた。プレーは自分の中でも良かったと思います」と北朝鮮戦を振り返った。

今冬にベルギーのシント=トロイデンから、イングランドのルートンへ移籍した24歳のDFは「ディフェンスの意識」が変わったという。

「やられない守備というより、ボールを取りにいく守備も大切だなと学んだので、守備の意識が変わったのかな」

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さらに「自信の部分でもたぶん違うと思いますし、自信を持ってプレーすることによってプレーの質が変わってくるのも感じました。どんな状況でも自信を持ち続けながらやるのは大切だなと思いました」と続けている。

その自信はプレミアリーグでプレーして手応えを掴んだから、生まれたものなのか? そう尋ねると、橋岡はこう答えている。

「そうだと思います。やっぱりプレミアリーグは世界最高峰のリーグと言ってもいいくらいのリーグレベルだと思うので。まだスタメンは勝ち取れてないですけど、徐々にできるなという自信はつけられたので、スタメンを勝ち取れれば、もっと自分の自信にも繋がるのかなと」

ルートンへ移籍してまだ2か月。それでも得たものは小さくない。菅原や毎熊晟矢との右SBの定位置争いはさらに熾烈を極めそうだ。

取材・文●江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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