U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント＝トロイデン)が、U-23ウクライナ代表戦に向けて意気込みを語った。
25日、北九州スタジアムでU-23日本代表はウクライナと対戦する。パリ・オリンピック出場を決めているウクライナとの一戦。4月に最終予選を控えるU-23日本代表にとっては、最後の試合となる。
U-23マリ代表戦では後半途中から出場。ボランチとして起用されると、チームを活性化させる持ち出しなど積極的なプレーを見せていた。
消極的なプレー、そしてミスが目立っていた日本。前日練習後のメディア取材で藤田は「自分では正直メンタルの部分だと思います」とコメント。「取った後になるべく前にプレーしたいという感じがしました。自分の立場からは、取られるならば前で取られたいという感じに見えていたので、後半はドリブルで何回か仕掛けるシーンがありましたけど、自信をもっと持ってプレーできれば、コントロールできたかなと思います」と語り、自信を持てていないことで、ミスにつながるプレー選択になってしまったと分析した。
大岩剛監督も「ミスを恐れずに」とコメントしていたが、「監督はミーティングでそのことについて話していましたし、自分でもロッカールームでは意識的に話していきたいと思います」とコメント。ポジティブな選択をするためにも、恐れずにプレーを選択していきたいところだろう。
「メンタルの部分で前半は特にチームのプレーしている選手の中で修正できればと思いましたけど、そういったことも難しかったのかなと思います」と振り返った藤田だが、マリが一枚上手だったことも理由の1つ。「プレッシャーも早かったですし、フィジカル的にも強かったので、正常な判断、いつも通りのプレーは出せなかったのかなと思います」と、仲間の心情をおもんぱかった。
ピッチ上での修正をしたいところだが「明日は自分中心に意識していきたいと思います」と強く語った藤田。トレーニング中も声を出している姿が見られたが、「自分はそういったものは意識してプレーしているつもりなので、そういうプレーを見せたいですね」と、これまで通り、チームを鼓舞して、リーダーシップを発揮していけるか注目だ。
