「奥州光一代」新酒発売 純米大吟醸、復刻版も 前沢・3社連携し製造

奥州光一代のお披露目会で、新酒を味わう出席者

 奥州市前沢地域の異業種企業3社は、連携して製造している日本酒「奥州光一代」の2024年の販売を始めた。10周年を迎えた今年は最高級の純米大吟醸と、復刻版として開始当時の品質を再現した純米吟醸を造った。22日夜には同市水沢のプラザイン水沢でお披露目会が開かれ、出席者は深い味わいで香りが良い新酒を前沢牛などの料理と共に堪能した。

 奥州光一代は、精密機械製造デジアイズと岩手銘醸、前沢牛オガタがそれぞれの強みを生かして14年から製造。前沢牛オガタの牛ふん堆肥を使いデジアイズが県産オリジナル酒米「吟ぎんが」を栽培。岩手銘醸が吟ぎんがと酵母「ジョバンニの調べ」、麹(こうじ)菌「黎明平泉」を使って醸造している。

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