中国・石家荘、セルビア向けの中欧班列を初運行

中国・石家荘、セルビア向けの中欧班列を初運行

21日、石家荘国際陸港を出発するセルビア・ベオグラード行きの中欧班列。(石家荘=新華社配信)

 【新華社石家荘3月24日】中国河北省の石家荘国際陸港で21日、欧州との国際定期貨物列車「中欧班列」が標準コンテナ110個を積み、セルビアの首都ベオグラードに向け出発した。京津冀(北京・天津・河北2市1省)地区からセルビアへの中欧班列は初めてで、「一帯一路」の深い共同建設を輸送面で保障する。

 陸港を運営する河北省国際陸港の高翔(こう・しょう)専用貨物列車運営管理部経理によると、列車は同社が編成し、京津冀地区で製造された自動車部品や機械設備など総額2千万元(1元=約21円)の貨物を運ぶ。新疆ウイグル自治区の阿拉山口から出国し、1万200キロの行程を20日かけて運行する。

中国・石家荘、セルビア向けの中欧班列を初運行

21日、石家荘国際陸港を出発するセルビア・ベオグラード行きの中欧班列。(石家荘=新華社配信)

 高氏は「セルビアと河北省はここ数年、経済・貿易交流が頻繁で、インフラ建設や生産能力など幅広い分野で協力している」と説明。石家荘-ベオグラード線の運行は「セルビアなど中東欧の『一帯一路』共同建設国と京津冀地区の間に新たな経済・貿易ルートを構築してより多くのビジネスチャンスを発掘し、双方の経済を共に発展させる」と語った。(記者/任麗穎)

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21日、石家荘国際陸港を出発するセルビア・ベオグラード行きの中欧班列。(石家荘=新華社配信)

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