“赤いLRT”とブリッツェン選手が並走 沿線でクリテリウム ラッピング電車で「赤い稲妻」演出 フォーカスLRT元年22

赤くラッピングされた列車と、先頭で並走する宇都宮ブリッツェンの選手=24日午後2時、宇都宮市清原工業団地

 「赤い稲妻」が代名詞の自転車ロードレースチーム・宇都宮ブリッツェンにちなみ、赤くラッピングされた次世代型路面電車(LRT)のライトラインが24日、初運行され、宇都宮市清原工業団地で行われた国内最高峰のJプロツアー「宇都宮清原クリテリウム」で出場選手と並走した。

 この列車は、ブリッツェンの谷順成(たにじゅんせい)主将、沢田時(さわだとき)選手が自転車で走る姿などがあしらわれている。

 レースには国内トップ選手125人が出場。スタート前、清陵高校前停留場を発車したラッピング列車に合わせ、選手が列車の隣で並走する粋な演出があり、沿道のファンを喜ばせた。

 ブリッツェンの柿沼章(かきぬまあきら)社長(51)は「レースのコースはLRT軌道建設を経て5年ぶりに復活し、列車と共に走れた。雷都にちなんだ列車と、宇都宮にいい風を吹かせたい」と感慨深げに話した。

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