「赤い稲妻」が代名詞の自転車ロードレースチーム・宇都宮ブリッツェンにちなみ、赤くラッピングされた次世代型路面電車(LRT)のライトラインが24日、初運行され、宇都宮市清原工業団地で行われた国内最高峰のJプロツアー「宇都宮清原クリテリウム」で出場選手と並走した。
この列車は、ブリッツェンの谷順成(たにじゅんせい)主将、沢田時(さわだとき)選手が自転車で走る姿などがあしらわれている。
レースには国内トップ選手125人が出場。スタート前、清陵高校前停留場を発車したラッピング列車に合わせ、選手が列車の隣で並走する粋な演出があり、沿道のファンを喜ばせた。
ブリッツェンの柿沼章(かきぬまあきら)社長(51)は「レースのコースはLRT軌道建設を経て5年ぶりに復活し、列車と共に走れた。雷都にちなんだ列車と、宇都宮にいい風を吹かせたい」と感慨深げに話した。