金沢港に今年初クルーズ船 「アザマラ・ジャーニー」 47本予定、地震の影響なし

寄港したクルーズ船「アザマラ・ジャーニー」=金沢港

 金沢港に24日、今年第1号のクルーズ船となる米客船「アザマラ・ジャーニー」(3万277トン、全長181メートル)が初めて寄港した。乗客の米国人らは港湾関係者や加賀友禅大使の出迎えを受け、青空の下、石川県内各地の観光へ繰り出した。

 船内で入港歓迎式が行われ、県港湾活用推進室の久保光夫室長、クラシュミヤ・コロナ船長があいさつした。金沢港クルーズターミナルでは、加賀友禅大使でつくる「加賀友禅omotenashiの会」が着物姿で乗客を迎え、一緒に記念撮影を楽しむ場面もあった。アザマラ・ジャーニーは午後6時ごろ、境港へ向けて出港した。

 今年のクルーズ船の予定寄港数は昨年と同数の47本。県によると、能登半島地震の影響で金沢港クルーズターミナルには地面に段差や陥没が生じたが、CIQ(税関、出入国管理、検疫)など機能面に問題はないという。

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