鎌倉市消防本部指令情報課の消防司令・小倉健二さん(57)が2月の「全日本ベンチプレス選手権大会」74キロ級男子マスターズ2の部(50~59歳)で優勝した。
ベンチプレスは器具に寝た状態でバーベルを上げ、重さを競う競技。東京都内で開かれた同大会で、小倉さんは170キロを持ち上げ、2位の選手に20キロの差をつけた。
小倉さんは消防士として重い装備を着て機材を持って活動するため、24歳から休日にベンチプレスを始めた。全国大会で優勝するのは、2010年の90キロ級、14年の83キロ級に続いて3度目で、目標としてきた3階級を制覇。これまで世界大会に出場した経験も持つ。
18日には同市役所を訪れ、松尾崇市長に優勝を報告した。鎌倉パワーリフティング協会会長として競技の普及活動にも取り組んでおり、「市のスポーツ振興に寄与していきたい」と話していた。