凜/日本建設業連合会・五百木祐美さん、建設業のファンづくりに尽力

4月でプロパーの団体職員としてのキャリアは19年目。日本建設業連合会(日建連)前身の旧建築業協会(BCS)に入職後、2015年7月から広報担当として報道対応や主催する現場見学会に当たる。建設業の魅力を一人でも多くの人に発信することを心掛ける。
近年、最も力を入れている業務の一つが、夏休みに全国各地で小中学生と保護者を対象に開催している親子向け現場見学会「けんせつ探検隊」の企画立案や運営。22年は9都道府県の12現場で開催し計約240人、23年は11都道県の16現場に計約370人が参加するなど、会員各社や現場の協力も得て着実に成果を上げている。
「建設業になじみのなかった自分が業界に入ってすぐにトンネルの現場を初めて見学した時、開口部から差し込んだ一筋の光が神秘的だったことを鮮明に覚えている。良い意味で一般の方が持つような感覚を忘れないようにしたい」。当面は「けんせつ探検隊の全国制覇」として、過去に開催していない県での実現を目標に掲げる。
「けんせつ探検隊に参加する子どもたちが目を輝かせ、帰り際に『また来るね』と言いながら見せてくれる笑顔が仕事の原動力になる。今後も建設業に興味を持つきっかけとなるさまざまな入り口を用意し、ファンづくりに努めていきたい」と意気込む。
食べることが趣味で物産展巡りなどを楽しむ。
日本建設業連合会総合調整グループマネージャー(いおき・ゆうみ)

© 日刊建設工業新聞社