大阪水企/工水バイパスDB東除ポンプ場~大泉緑地間、シールド8キロを整備

大阪広域水道企業団は、東除ポンプ場(大阪市平野区長吉川辺4)から既設の大泉緑地(堺市北区金岡町)までに延長8キロの工業用水道バイパス配水管を実施設計・施工一括(管路DB)方式で整備する事業で、同事業を担うJVを決める一般競争入札(総合評価方式)を6月に公告する予定だ。「バイパス配水管設計整備事業(バイパス・松原市ほか)」の配水管はφ1200ミリで、シールド工法を使う。事業期間は2036年8月29日まで。
同バイパス配水管は、堺泉北臨海工業地帯に工業用水を送る既設の管路が古くなり、耐震性を確保するために計画。企業団は八尾市新家から忠岡町までの区間の工業用水管を先行整備する方針で、このうち同事業で東除ポンプ場~大泉緑地間を整備する。
大泉緑地の立坑からシールドマシンを発進。大阪中央環状線の地中を掘り進み、国道309号との交差点近くの野遠立坑(松原市岡7付近)を経て、国道309号の地中を進み阪神高速松原線との交差点近くの三宅立坑(同三宅西7付近)を経由し、同松原線地下を掘進、東除ポンプ場の立坑に到達させる見通し。
同事業の事業者は、設計と土質調査、測量、配水管敷設工事、立坑築造工事、立坑上屋建築工事、バルブなどの設備工事などを担う。
参加できるのは土木工事と建築工事で登録している企業2~5者で構成するJV。14年度以降にシールド工事を施工した実績が求められる。
「設計・施工一括発注方式による配水管整備事業基本設計委託(バイパス・松原市ほか)」は日水コンが担当。

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