西島秀俊、水上恒司の生き方にエール!「ゆっくりでいいから成功してもらいたい」

テレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻~服部金太郎物語~』記者会見の様子 クランクイン!

俳優の西島秀俊水上恒司が、都内で行われたテレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻〜服部金太郎物語〜』(3月30日21時)記者会見に出席。同一人物の青年期と壮年期を演じた西島と水上は、互いの共通点に共感しあっていた。

本作は、国産初の腕時計を作り上げた“東洋の時計王”服部金太郎の波乱の人生を、監督に豊島圭介、脚本に高橋泉を迎えて重厚に描く。服部の壮年期を西島が、青年期を水上が演じる。

司会者から「どことなく面影が似ている」と言われた西島は、「こんな男前な人に似ていると言われて光栄です。僕も眉毛がぼさぼさなところが似ていると言われます」と話を振ると、水上も「横を向いたとき鼻筋が見えるんですよね」と西島との共通点について発言。

西島と水上は、映画『奥様は、取り扱い注意』での共演経験があるが、水上は今回の現場で会った際、西島が立ち上がって迎えてくれたというエピソードを明かすと、「約3年前に共演しているのですが、それほどガッツリご一緒したわけではなく、まさか覚えてくださっているとは思わなかったので、すごく嬉しかった。僕も西島さんの年齢になったとき、後輩に対してそういった姿勢でいたいです」と羨望の眼差しを向ける。

西島は「僕の勝手なイメージなのですが、水上くんはやりたいことが明確に見えていて、そこに突き進む姿がとても不器用に感じていました」と切り出すと、「僕もそういうタイプだったので、すごく気になって見ていたし応援したいと思っていました。ゆっくりでいいので、自分の道を進んでいい作品を重ねて成功してもらいたい俳優さんです」と事務所を退所し、自らの道を進んでいる水上にエールを送る。

西島の言葉を神妙な面持ちで聞いていた水上は「僕がアクションを起こしたことと、西島さんが道を切り拓いて進まれたことは、決して一緒ではありませんが、僕も経験したからこそ、西島さんのすごさが分かるし、僕ももっと西島さんのお話を聞きたい。今回は同一人物を演じたので、ほぼ共演の機会がありませんでしたが、また作品をご一緒して現場の居方や姿勢を自分のものにしたいです」と再共演を熱望。西島も「共演しましょう!」と笑顔で語りかけると、水上は「敵対する役とかがいいですね」と呼応。しかし西島が「味方でいいじゃん……」と突っ込むと水上は「そうですね」とタジタジに。会場は笑いに包まれていた。

テレビ朝日ドラマプレミアム『黄金の刻〜服部金太郎物語〜』は、テレビ朝日系にて3月30日21時放送。

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