日米首脳会談、軍事協力強化で合意へ 在日米軍司令部強化=関係筋

Laura Sanicola Tim Kelly Yukiko Toyoda

[東京/ワシントン 25日 ロイター] - バイデン米大統領と岸田文雄首相は、4月に行う首脳会談で軍事協力の強化で合意する予定。在日米軍の司令部体制の大規模な変革を視野にした協議が行われる見通しという。2人の情報筋が明らかにした。

米は、在日米軍を監督する4つ星階級(大将)の司令官を任命することを検討する予定。現在は3つ星階級(中将)が最高位。

4つ星階級の司令官任命は、将来的に日米の統合司令部創設の地ならしとなると専門家は指摘する。

ただ一部米当局者は、新たな司令官を置くとしても、責任範囲を合同軍事演習や訓練、自衛隊との情報共有任務にとどめたいと考えているという。

ホワイトハウス、国家安全保障会議(NSC)、国務省のコメントは得られていない。

英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は24日、関係者の話として、日米首脳が在日米軍司令部の機能を拡充するための組織再編計画を発表する見通しだと伝えていた。

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