みかんジュース励まし添えて被災地へ 宇和島東高吹奏楽部OB・OG会が支援 中高生ら手書きメッセージ

石川県七尾市へ送るみかんジュースにメッセージを貼り付ける宇和島東高生

 愛媛県の宇和島東高校吹奏楽部のOB・OG会が、能登半島地震の被災地へかんきつやみかんジュースを送っている。石川県七尾市で被災した会のメンバーを通じた支援。段ボールや瓶には同校や宇和島南中等教育学校の生徒が応援メッセージをしたためる。被災者からは「うれしくて涙が出た」などと感謝の言葉が届き、新たなつながりが生まれている。

 会メンバーで七尾市の学校司書坂井純子さん(54)は、発災当時宇和島市に帰省していたが、七尾市に戻った後、続く断水など生活に苦心している。支援は会メンバーで被災地支援などに取り組む折原理恵さん(58)=宇和島市=が企画。坂井さんから「水がなくても食べられるミカンなどが喜ばれる」とリクエストを受け、1月中旬から準備を始めた。

宇和島市の中高生が手書きのメッセージを添えたかんきつを受け取った避難所の職員ら(坂井さん提供)
石川県七尾市へ送るみかんジュースに応援メッセージを書き入れた宇和島東高生

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