不要になった望遠鏡やカメラ寄贈を 大分市の関崎みらい海星館、科学教室などで活用へ【大分県】

不要になった望遠鏡やカメラの寄贈の協力を呼びかける川田政昭館長=大分市佐賀関

 【大分・国東】大分市佐賀関のJX金属関崎みらい海星館が、不要になった望遠鏡、カメラ、携帯電話などの寄贈の協力を呼びかけている。分解して仕組みを学ぶ子ども向け科学教室などで使うため、壊れた物でも構わない。

 教室は夏休みを中心に開催予定。川田政昭館長は「壊す過程を楽しみながら個々の部品の役割などを知ることで、物づくりに関心を持ってほしい」と企画の意図を話す。

 寄贈された望遠鏡類のうち、使用可能な物や同館で修繕できる物に関しては、希望する学校へ贈るなど学習教材として再利用する。

 募っているのは他に顕微鏡、双眼鏡、単眼鏡。カメラのフィルム式、デジタル式など、いずれも型式や新旧は問わない。汚れや傷、かびがあっても、部品がそろっていなくても構わない。

 物品は海星館に郵送(〒879―2201、大分市佐賀関4057の419。送料は自己負担)、または直接持参する。天体望遠鏡などの大きな物は受け取りに出向くことも可能。問い合わせは同館(097.574.0100)。

 国東市安岐町の梅園の里天文台「天球館」も同様の趣旨で寄贈を受け入れている。問い合わせは同館(0978.97.2655)。

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