生産品など「外宮奉納」 食品事業者ら 自然の恵みに感謝 三重

【事業者らによる宣誓書の奉納(伊勢商工会議所提供)】

 【伊勢】三重県の伊勢神宮外宮で23日、食品事業者らが食と産業をつかさどる豊受大御神に自然の恵みへの感謝をささげ、自社の生産品などを奉納する「外宮奉納」が伊勢商工会議所の主催で開催された。

 この日は全国から食品事業者ら29者が外宮北御門広場に集い、伊勢商工会議所の清水秀隆副会頭が「能登半島での地震で今も多くの方が苦労されている。伊勢の地から、一日でも早く元気になってほしいというメッセージが届けば」と挨拶。

 事業者らの参列は北御門広場を出発し、神楽殿前で誠実なものづくりへの誓いや今後の目標などをつづった宣誓書を奉納。その後神楽の奏上、御垣内での特別参拝、別宮遙拝(ようはい)が催行された。

 今回奉納された品々は、全国29者から計63品で、奉納されたものと同じ商品には奉納証マークを表示することができる。

 また、23.24日の2日間、同北御門広場では過去3年間で奉納された品を販売する第31回外宮奉納市も開催され、多くの参拝客が野菜やすし、五平餅など事業者ら自慢の逸品を買い求めた。

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