独連銀総裁、国内の右翼過激主義に警告 ユーロ離脱は「大惨事」

[フランクフルト 23日 ロイター] - ドイツ連邦銀行(中央銀行)のナーゲル総裁は、右翼過激派が同国の繁栄を脅かしており、ユーロ離脱は「われわれ全員にとって経済的大惨事」だと述べた。フンケ・メディアグループが23日にインタビュー記事を公開した。

「全ての人に右翼過激主義の危険性を軽視しないようにと訴えたい」と述べ、過激主義は海外からやってくる投資家や熟練労働者を阻んでしまうと警告。また、通貨同盟や欧州連合(EU)は「繁栄の基礎」だとして、離脱を求める動きに反対した。

ドイツの労働市場は安定し、ほぼ完全雇用を達成しているとも指摘した。

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