149年の歴史に幕 日光市の清滝小で閉校式 春から日光小と統合へ

とちぎテレビ

児童数の減少などで3月いっぱいで149年の歴史に幕を下ろす日光市の小学校で24日、閉校式が行われました。

日光市の清滝小学校は1874年、明治7年に前身となる学校が作られ以来149年にわたって1万1千人あまりの児童の成長を見届けてきました。古河電工の城下町として発展してきた清滝地区。1954年、昭和29年当時、2千人を超える児童がいましたが、今年度(2023年度)の児童の数は14人に減っていました。

24日は卒業生なども見守る中、児童代表の我妻涼さんが若月一彦校長に校旗を手渡し、日光市に返納されました。直江花さんも児童代表として「私たちの学校はこれからも多くの方の心の中に永遠に生き続けると思う」とあいさつ。

また、清滝小学校の卒業生でとちぎ未来大使でもある音楽家の大嶋浩美さんが中島みゆきさんの「時代」などを生演奏し花を添えました。

続いて行われたお別れ式では、児童と職員が学校に感謝の気持ちとさよならを告げました。

清滝小学校は同じ市内の安良沢小学校と共に4月に日光小学校に統合され、児童は新たな一歩を踏み出します。

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