高校進学時、保護者が期待していること1位は「心の成長」

「中学生の進級・進学に関する意識調査」

明光ネットワークジャパンは2024年3月15日、「中学生の進級・進学に関する意識調査」の結果を発表した。進級・進学時の保護者の期待と不安は五分五分で、保護者の約9割が普段以上のサポートが必要だと考えていることがわかった。

「中学生の進級・進学に関する意識調査」は、2024年1月22日から25日にかけて中学生の子供をもつ全国の保護者を対象に、インターネットで実施した。有効回答数は820名。

子供が進級・進学するにあたり、期待していることの最多回答は「心の成長(56.5%)」で、次に「新たな友人との出会い(52.7%)」、「学力向上(45.7%)」と続いた。期待と不安について聞いたところ、保護者の期待と不安を感じる割合は、ほぼ同じであることがわかった。不安に感じていることの最多回答は「学習面(60.2%)」で、「友人関係(49.9%)」「学校生活(46.3%)」が続いた。

進級・進学時は環境の変化により、子供は緊張やストレスを感じやすい時期であり、87.8%の保護者が普段以上のサポートが必要と回答している。どのようなサポートをしているか質問したところ、TOP3は、1位「相談相手になる(51.5%)」、2位「生活リズムを整える(45.9%)」、3位「食事でのサポート(34.0%)」となった。また、68.6%の保護者が進級・進学の時期は「普段よりも食事の栄養バランスを意識する」と回答した。

進級・進学時のサポートで不安に感じることを聞いたところ、最多は「子供とのコミュニケーション(35.2%)」で、ついで「適切なアドバイスができない(35.0%)」「生活リズムの変化(30.0%)」となった。

中川和佳

© 株式会社イード