【国立】合言葉は「くにたちを元気に」!”くにっ高生”たちの活動が面白い!

こんにちは!リビング多摩Web地域特派員のKoharu(こはる)です。

先日国立までお散歩に行ったら、旧駅舎前で素敵なパンフレットをいただきました。それは「やがわのマップ」!!

今回は国立市内に流れている矢川で行われている「やがわのマップ」の活動と、その活動をしている「くにっ高生」についてご紹介したいと思います。

やわがのマップとは?

私が国立旧駅舎前で頂いたのはこちらの「やがわのマップ」!

出典:リビング多摩Web

「やがわのマップ」は国立市ボランティアセンター主催で、国立市内にある高校が中心に集まった高校生の団体”くにっ高生”によって作られたマップ。”くにっ高生”の合言葉は「くにたちを元気に!」ということで、フィールドワークを通して国立の地域に関する課題を発見し情報を発信、環境保全につなぐ活動などをしています。

参加高校は

国立音楽大学付属高等学校普通科生徒会

東京都立第五商業高等学校生徒会/ボランティア部

東京都立国立高等学校ボランティア同好会/生徒会

NHK学園高等学校ソーシャルアクティビティクラブ

ですが、市内在住もしくは市内の学校に通学している高校生であれば、どなたでも参加することができるそうです。

”くにっ高生”の活動は...?

出典:リビング多摩Web

私が国立を訪れた時も”くにっ高生”たちが街ゆく方たちにチラシを配っていました。

出典:リビング多摩Web

この活動は2023年4月より国立市ボランティアセンターさん主催で”くにっ高生”が行っているプロジェクト。

プロジェクトを主宰されている国立市ボランティアセンターの野澤さんにいくつか質問をさせていただきました。

Q. このプロジェクトのきっかけはなんだったのでしょうか?

A. 国立市において長きにわたり桜守の活動に取り組まれている大谷和彦氏(くにたち桜守代表)から、「学生などの若年層の活動を通して、国立市をもっと元気にしたい」という要望が国立市ボランティアセンターに寄せられたことが端緒で、日頃からつながりのある市内高校のボランティア部等に呼び掛け、関心のある学生の参加を募ったことから始まりました。

Q. このプロジェクトの狙いはなんですか?

A.本事業の趣旨は、次世代を担う若者が、自分で地域課題を発見し、考える力を養ってもらう機会とすることです。併せて、国立市ボランティアセンターでは、かねてより国立市内の高校を横につなげたいという希望があり、結果的に本事業はそのような機会にもなっています。

また、対外的な観点からは、高校生という若い世代が、地域の自然環境を守るための活動に取り組んでいる姿を、彼ら彼女らよりも上の世代の市民に知ってもらい、地域全体として地域の環境保護に対する関心を高めてもらいたいと考えています。

そして最終的には、活動に参加している高校生を含めた多くの市民に、身近な環境問題だけではなく、気候変動などのグローバルな課題にも関心を持ってもらいたいと考えています。

Q. 高校生たちはクラブ活動でしょうか?それとも授業の一環でしょうか?その高校なら誰でも参加できるのでしょうか?

A.授業の一環ではございません。部活動である「ボランティア部」として参加している学校や、「生徒会」の活動として参加している学校が中心となっていますが、市内在住もしくは市内の学校に通学している高校生であれば、どなたでも参加することができます。

Q. どのくらいの頻度で集まったり活動をされていたりするのでしょうか?

A.月に1回程度の頻度で集まり、矢川の調査や、地域住民を対象とした“矢川のまち歩き”の企画運営などを行ってまいりました。

高校生たちが地域と根付いた組織で自発的に環境問題、気象変動などのグローバルな問題について考える機会があるのは本当に素晴らしいですね。

出典:リビング多摩Web

回答をくださった国立市ボランティアセンターの野澤さんも、高校生たちと一緒にチラシを配り、「矢川」のことを多くの方に知ってもらう活動を行っていらっしゃいました。

カラフルで見やすい「やがわのマップ」

その活動のひとつ「やがわのマップ」。

国立市内に流れている矢川について詳しく書かれているマップです。そういえば、矢川という駅があるのは知っているけど、流れている矢川について詳しくは知らなかったです!!

頂いたチラシを見てみると...その名のごとく「やがわのマップ」が描かれています。

出典:リビング多摩Web

1.3kmほど流れる矢川とともに矢川緑地についても詳しく書かれていました。矢川緑地に生息する植物や生き物も調べられていて、自然豊かな景色が目に浮かびます。

そして裏には「私たちにできること」と称して、矢川の水が枯れないためにできることが書かれています。

出典:リビング多摩Web

最近の異常気象で、昔とは違い枯渇が頻繁に起こるようになったという矢川。水辺に生息する生き物たちが少なくなっていることもあり、高校生のこの活動によって地域の人たちの心に環境問題が届き、一人一人ができることをしていく街になるといいですね。

国立旧駅舎内での展示

国立旧駅舎内には高校生たちが作ったパネルも飾られています。

出典:リビング多摩Web

パネルでも矢川のことが紹介されています。

出典:リビング多摩Web

私のように国立に足を運んだ人にもわかりやすく、写真や図をうまく取り入れて説明されているので、とてもわかりやすいパネルです。

出典:リビング多摩Web

くにっ高生たちの”矢川見守り隊””矢川自然探検隊”としての活動で発見した情報が発信されています。

出典:リビング多摩Web

旧駅舎の壁ではプロジェクターから活動の映像も流れていました。

出典:リビング多摩Web

パネルを見入る方に”くにっ高生”たちが話しかけたり、興味を持った方に積極的に説明をしたりしている姿も見ることができました。

3/26 (火)の矢川深堀りプロジェクト

次の矢川深堀りプロジェクトイベントは3/26 (火)。時間は10時から16時。旧国立駅舎広間で行われます。

出典:リビング多摩Web

国立市民はもちろん、そうでない方も是非”くにっ高生”たちの活動を見に国立まで足を運んでみませんか?

あっぱれ!矢川深堀プロジェクト#くにっ高生

日時:3月26日(火)10:00〜16:00

場所:旧国立駅舎広間

主催:国立市社会福祉協議会 国立市ボランティアセンター

電話番号:042-575-3223

ホームページ:https://www.city.kunitachi.tokyo.jp/kyukunitachiekisha_specialsite/upcoming_events/event_list/10467.html

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