あの 不登校だった中学時代の心情を吐露…「自分自身がいなくなっちゃう気がした」

シンガーソングライターでタレントのあのが、23日放送の『Google Pixel presents ANOTHER SKY(アナザースカイ)』に出演。思い出に残るカンボジアの寺院で、人間関係で苦しんだ学生時代の心情を吐露した。

神々が宿るメール山、須弥山を象徴した中央祠堂からカンボジアの家並みを見下ろしたあの。5年前と同じ景色を見て、「明日のこととか考えずに毎日生きてて。明日こなくていいやみたいな。来ないでほしいって思ってずっと生きてたから5年経ってちゃんと自分の足で此処の地を踏むことができたのは結構不思議な感情です」と、未来に希望を持てなかった当時から5年も経ったことに驚いたような表情を見せた。

あのが人間関係で上手くいかなくなったのは小学生の頃だった。小学生特有の親密さを要求する人間関係にフィットできず、誰かといるときは常に自分を繕って、心の底から笑うことができなかった。

中学生では、持ち物を隠されるなどのいじめにも遭ったが、「“自分が悪い”でみんなの気が済むならそれでいいや」と考え、反抗することはしなかった。あのが告白した理不尽ないじめのエピソードに、スタジオの今田耕司も思わず「えー!」と声を上げる。

そして、あのは、「あのまま学校行ってたら、自分自身がいなくなっちゃう気がした」「ここまで自分で選んで歩いたのは自分が偉いと思うから、(不登校を)後悔していない」と、自分らしくいるために不登校を選択したことを明かした。

不登校になったあのが再び家から外に出るきっかけとなったのは音楽だった。「(学校で)イヤな笑い声聞くよりかは、僕の事応援してくれているファンの人の応援の声とか聴いてるほうが何億倍も救われましたし」「だから初めてなんだ、生きてるっていうか、こうやって人って生きるのかみたいな感覚が」

音楽は、あのにとって救いであり、生きている実感を得られるものであった。

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写真提供:(C)日テレ

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