第96回選抜高校野球大会は25日、兵庫県西宮市の甲子園球場で行われ、常総学院(茨城)は初戦で日本航空石川(石川)を1-0で破り、2回戦に進出した。
常総学院は六回、四球や犠打などで1死三塁とし、4番の武田勇哉の右犠飛で先制した。エース小林芯汰は散発5安打、9奪三振の完封。九回に1死一、三塁となり一打出れば逆転サヨナラのピンチを迎えたが、併殺打に抑えた。
日本航空石川は元日の能登半島地震で石川県輪島市の校舎が被災。常総学院の若林佑真主将は「正々堂々と全力で戦うことで、被災地に元気を届けたいと思ってプレーした」と語った。試合は当初、23日に行われる予定だったが、天候不良のため2日順延された。
常総学院は27日の2回戦で報徳学園(兵庫)と対戦し、2015年以来9年ぶりとなる8強入りを目指す。
▽1回戦
常総学院 000 001 000|1
日本航空石川 000 000 000|0