順延となっていた第96回選抜高校野球第6日は3月25日、兵庫県西宮市の甲子園球場で1回戦1試合と2回戦2試合を実施。第1試合の1回戦は、石川県輪島市の校舎が被災した日本航空石川が0-1で常総学院（茨城）に敗れた。
日本航空石川は新型コロナウイルスで中止となった2020年大会以来4年ぶり3度目の出場。互いに好守を見せ0-1で迎えた日本航空石川は九回、主将の寳田一慧（福井県・越前市武生第一中学校出身）が無死から四球を選び出塁すると、すかさず盗塁。無死二塁と一打同点の好機を作った。このあと、段日向樹の右安打で1死一、三塁と攻めたが、後続が打ち取られ涙をのんだ。
試合を終えた中村隆監督は「チャンスを生かすことができず、監督の差で負けさせてしまった」。また、スタンドから大きな拍手を受け「場所が変わり思い通りの練習できなかった。スタンドの拍手を聞いて温かい気持ちになった」と話した。
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常総学院 000 001 000…1 000 000 000…0 日本航空石川
常総学院は第8日第3試合（14時～）で報徳学園（兵庫）と戦う。
