去年10月、福島第一原発で配管を洗浄していた作業員が廃液を浴びた問題で、東京電力は25日、トラブルから5か月ぶりにその作業を再開しました。
福島第一原発では、去年10月、汚染水の処理施設で、配管を洗浄する際、放射性物質を含んだ廃液をためるタンクのホースが外れ、廃液を浴びた作業員2人が入院しました。
この作業について、東電はホースを固定する位置やタンクに差し込む長さを見直すなどの再発防止対策をとったうえで、25日午前11時すぎから、洗浄作業を再開しました。
東電は「態勢や手順が計画通りかを確認し、緊張感を持って、安全確保に万全を尽くしたい」としています。