「イチタカスマイル」で魅了! 三菱重工マラソン部が交流イベント ランニングやサイン会も 長崎

山下(左)に励ましてもらいながら走る中学生たち=長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場

 長崎市を拠点に活動している三菱重工マラソン部のランナーが地域の子どもたちと触れ合うイベントが20日、長崎市総合運動公園かきどまり陸上競技場で行われ、ランニングやクイズ大会を通じて小中学生らと交流した。
 「いっしょに走ろう会」と銘打たれたイベントは、マラソン部が地域貢献を目的に年1回ほど開いており、今回で13回目。元日の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)で入賞常連となっている強豪チームの選手たちが、家族連れを前に軽快な走りを披露した。
 マラソンで日本歴代3位の記録を持つ山下一貴はサイン会でも人気者。トレードマークの「イチタカスマイル」を子どもたちに振りまき、がっちりと心をつかんでいた。
 小学3、4年男子1000メートルで1位になった大瀬戸小4年の𠮷川朝陽君は「走っている時に山下選手に励ましてもらってうれしかった。将来はマラソンで世界新記録を出したい」と目を輝かせていた。4月からの新主将に決まった山下は「こういう機会は貴重で、新鮮な気持ちになれた。さっき“この人知らない”と言われてしまったので、まだまだ頑張らないといけない」とリフレッシュできた様子だった。

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