牛や豚を供養 「畜魂祭」 食用に解体された動物を慰霊/岡山・津山市 

津山ミート協同組合(森岡和雄代表理事)は24日、本年度「畜魂祭」を岡山県津山市の津山市食肉処理センターで行い、この1年間に食用に解体された牛や豚を供養した。

組合員や関係者、来賓ら約60人が出席。森岡代表理事が「本年度のと畜頭数は年度末には昨年並みの4000頭以上になる。これらの尊い命の上に市民の生活が守られており、無駄にすることなく大切にすることを約束し、霊安らかならんことを祈る」とあいさつ。読経が流れるなか、畜魂碑前の祭壇で一人ずつ焼香し、手を合わせた。

同組合は20の業者や個人で構成。本年度は2月末までに牛3611頭、豚255頭を処理しており、家畜の慰霊のため同行事を毎年行っている。

祭壇が設けられた畜魂碑前

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