目指すはアストンマーティン初のニュル24時間総合優勝。ワーケンホルスト、ティームとピタード起用を発表

 今季2024年にBMWからアストンマーティンへとGT3ブランドをスイッチするワーケンホルスト・モータースポーツは3月22日、今年6月に開催される『第52回ADACラベノール・ニュルブルクリンク24時間』に参戦するドライバーラインアップを発表した。この中でニッキー・ティームとデビッド・ピタードが、チームメイトとして再会することが明らかになった。

 アストンマーティンのファクトリードライバーである両名は、クバ・ギエルマジアックとクリスチャン・クログネスとチームを組み、改良型アストンマーティン・バンテージAMR GT3のステアリングを共有する。

 ピタードとティームは2022年のWEC世界耐久選手権において、当時のLM-GTEアマ(現LMGT3)クラスにエントリーしたノースウエストAMR(98号車アストンマーティン・バンテージAMR)の下でフルシーズン・キャンペーンを行い、開幕戦のセブリング1000マイルで優勝。シリーズのハイライトであるル・マン24時間レースでも表彰台を獲得し、ランキング2位となった。

 また、彼らは同年のニュルブルクリンク24時間でTFスポーツの一員としてアストンマーティンのGT3カーを共有した。しかしこのレースではティームがコース上に漏れた液体に足を取られてクラッシュを喫し、イベントの序盤で姿を消すこととなっている。

 一方、クログネストとギエルマジアックは昨季2023年に続き、ワーケンホルストからアイフェル地方のクラシック耐久イベントに参加する。長年にわたりBMWと関係を築いてきたチームにとって、6月1~2日に決勝レースが行われる第52回大会はアストンマーティンのGTカーで挑む最初のニュル24時間となる。

「我々はすでにスパ・フランコルシャンで、メジャーな24時間レースで総合優勝できることを証明したが、ここアイフェルではまだ大きな目標を達成できていない」と語るのは、ワーケンホルスト・モータースポーツのマネージングディレクター、ヨルグ・ブロイラー。

「ここ数年、我々は良いスピードを持っていましたが、さまざまな理由で勝利を勝ち取ることができなかった」

「今年はそれを変えたいと思っているし、新しいアストンマーティンとドライバーたちによって非常に強力なパッケージができたので、自信があるんだ!」

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