開放的な癒やしの空間 旧長崎県庁跡地でテントサウナフェス 思い思いにストレス解消

テントサウナで温まる参加者

 テント内のストーブでまきを燃やして温まり、ほてった体で屋外プールに入った後、ベンチに寝そべり外気浴-。「長崎テントサウナフェス」が、長崎市江戸町の旧県庁舎跡地であり、開放的な癒やしの空間に、水着やTシャツ、短パンなどを身に着けた市民らが思い思いの時間を過ごした。
 同市高丘1丁目のカフェ「ぐりぐり」の店主、中尾節子さん(56)が「長崎でも多くの人にテントサウナの魅力を知ってもらいたい」と主催。2022年11月に続き2回目。
 会場には佐世保市や大分県などのサウナ施設の協力を得て、テント5張りが並んだ。長崎市の30代男性は「石に水をかけると蒸気で温度が上がった。テントごとに温度や香りが違って楽しめた」。佐世保市の40代女性は「普通のサウナより熱くて気持ちいい。景色も開放的で家族と一緒に過ごせて最高」と喜んだ。
 中尾さんの弟で、サウナブームの火付け役の1人、錦糸町ニューウイング(東京)支配人の吉田健さん(51)は「誰もがストレス解消できる新しい遊び。もっと地元で広がってほしい」と話した。

テントサウナ、プール、ベンチを設置した会場=長崎市、旧県庁舎跡地

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